[食品メーカー 営業 24歳]
現役キャリアアドバイザー7年、年間1,000人以上のキャリア支援
自身も転職活動中で転職サイト・エージェントを調査、発信しています
石井さん、質問ありがとうございます!最初は慣れないので緊張しますが、転職エージェントの方々は転職初心者の方にとって、非常に頼りになります。
ただし、そこにはマナーも存在しますので、それを守って、お互い気持ちよく良い関係を築きましょう!
前回はこちら【短期の転職について考える②】 面接時のポイント
タッグを組んで効果的な活動を実現する!
直近2回に渡り、短期間の転職活動の特性や面接でのコツを伝えていきました。今回のテーマは、「転職活動をエージェントと二人三脚で乗り切る」ということについて解説していきます!
活動が長引いてくると、自分一人ではよっぽどの信念がないとくじけてしまいます。そんな時、頼りになるのは転職エージェントになります。ぜひ、ご参考にしてください。
今回は転職エージェントと協力しながら活動しよう!
今回のようにすぐに転職する場合、しなければいけないこと、考えなければいけないことは普通の転職の時よりも多く求められます。
現職についての第三者からの意見、会社選びなども客観的にていくことが大切なので、「すぐに転職しても平気かな?」ということを含め、「1人で悩まず誰かと二人三脚で」をテーマに活動を進めていって下さい!
身近に頼れる人がいない…という声が聞こえてきそうですが、、います!それが転職エージェントであり、その中のキャリアイドバイザーが貴方の活動を支援してくれます。
キャリアアドバイザーは、自分専任の転職コンシェルジュであり、その人に相談しながら転職するかどうかも含めて、どのような活動にすべきかというアドバイスをくれます。
考えるべきこと、決めるべきことが多い今回のようなケースでは、非常に頼りになる存在です。
1. 転職エージェントに支援を求めた方が良い理由
前述した通り、今回の転職活動は「やるべきこと」が通常より多いです。これを1人で数ヶ月続けるのは相当タフです。
そう考えると、基本的には、求職者に対しては無償のサービスである、転職エージェントを活用しない手はありません。
人材エージェントのサービスとして、今回特に期待したい点がこの3点です。
- キャリアの方向性の整理
キャリア面談を通し、辞めたくなった要因を振り返り、同じ失敗をしないようにアドバイスをくれる。 - 求人を多数紹介してもらえる
求職者の希望、経験、キャリアにあった求人を多数紹介してもらえる。 - 面接の対策をしてもらえる
面接のポイントになる「転職理由」をきちんと答えられるようアドバイスをもらえたり、模擬面接もしてくれる。
「自分でもできる」と思ってしまいがちですが、客観的な立場として転職のプロからアドバイスをもらうことはかなり貴重です。
特にうまくいっていない時は、焦り、目先の合格を取りにいきがちになるため、本質とどんどんズレてしまい、本来の希望と異なる会社へ入社することにも繋がります。
しかし、キャリアアドバイザーがいれば、俯瞰した目線でアドバイスをもらえるため、道が外れてくる度に是正してもらうことができます。
この他にも、履歴書・職務経歴書の添削や求人の応募手続きや面接日程の調整や条件の交渉など、面倒なこと、素人では上手にできないことをやってくれます。
次は失敗したくない今の状況において、人材エージェントには支援を求めるべき相手ともいえるでしょう。
2. 次はすぐに辞めないことを伝えよう!
こんな便利な転職エージェントですが、彼らと企業にはこのような契約があります。
入社した人が早期退職をした場合は、紹介料を返金すること。
- 1ヶ月以内:紹介料の70%〜80%
- 2〜3ヶ月以内:50%〜60%
- 4〜6ヶ月以内:20%〜40%
- 7ヶ月〜12ヶ月以内:10〜20%
要はクーリングオフ制度です。利率はエージェントと企業の契約内容によりますが、だいたいはこんな感じです。
つまり、キャリアアドバイザーは、紹介した人がすぐ辞めてしまうことにより、企業や上司からかなり怒られ、評価が下がってしまいます。
そのため、キャリアアドバイザーとの面談の前には、今回はどうして辞めたくなったのか自分なりにきちんと振り返り、「次の転職では1年以上は頑張るんだ!」という覚悟を強くもって欲しいと思っています!
もちろん、キャリアアドバイザーは転職希望者の味方です。この意思をしっかりと伝えることにより、良い関係性を築くことができ、二人三脚で転職活動に臨めるでしょう!
3. 前向きな意思を伝えることで最大限のサポートを受ける!
上記の理由から、入社後すぐに転職したがっている人がサポートをお願いしても、「またすぐに辞めそう…」と捉えられると、手厚いサポートやいい求人の紹介を受けられないこともあるでしょう。
キャリアアドバイザーも人間ですし、ビジネスですので仕方のない部分もあります。なので、その際は食い下がりすぎず、複数者のエージェントに登録しながら、1番じっくりサポートしてくれそうなところにお願いするのが良いと思います。
また、手厚いサポートを受けるには、ただ一方的にお願いするだけでなく、自分でできることは自分でやっていくことが必要です。例えば、レジュメの作成や自己PR/退職理由の整理などがそこに該当します。
全部丸投げではなく、キャリアアドバイザーと面談をする前に、自分なりのものを用意していくと良い印象を与えれます。
そうすることで、人間的にもしっかりしている部分を見せれますし、転職活動に当たっても本気度を伝えることにも繋がります。自ら能動的に動ける人が、チャンスを掴み取れるものですので、意識していきましょう!
レジュメの準備が大切な理由
キャリアアドバイザーとの面談前に
履歴書・職務経歴書を添削します 元人材業界人が履歴書・職務経歴書を添削します
まとめ
- やるべき事が多い転職活動では、キャリアアドバイザーからのアドバイスをフル活用しよう。
- 人材会社にもクーリングオフ制度がある。求職者は、『次は頑張れる!』という断固たる決意を伝えることが大切。
- キャリアアドバイザーに全て丸投げではなく、自分でできる部分に関しては能動的に動く事で信頼関係を築くことができる。
いかがでしたでしょうか?
自分のキャリアと向き合い、自ら機会を創り出せるよう、積極的に動いていきましょう!
次回は、転職エージェント毎の特徴について考察します。どのエージェントに相談するか迷っている人は参考にしてください。
それでは、今回はこれくらいにします。
ではでは~。