転職活動

職務経歴書作成が転職準備において大切な理由|作成タイミングが大事

辻さん
辻さん
転職を希望していますが、職務経歴書など時間がないのでとりあえず埋めるだけで良いですか?[Web開発担当 30歳]
アイコ
アイコ
今回は辻さんのお悩みに回答していきますね
書いている人
  • 現役キャリアアドバイザー7年、年間1,000人以上のキャリア支援
  • 転職活動中で転職サイト・エージェントを調査、発信しています

転職活動を始めても時間がなくて、なかなか完璧に準備が出来ないかたが多いのではないでしょうか?

わたしの経験上、転職準備をしっかりされていたかたの方が短期での退職につながりにくいです。

そのため、当サイトでは転職準備に重きを置いて活動していただきたく、今回は職務経歴書の重要さについてご紹介していきます。

こんな方の悩みを解決したいです

  • 転職準備に時間が取れない
  • 職務経歴書の書き方がわからない

この記事は以下のことがわかります

  • 転職エージェントのミッションが理解できる
  • エージェントに登録前には職務経歴書を95%程度仕上げなければいけない
  • おすすめの職務経歴書作成方法がわかる

職務経歴書作成を本気でやらないといけない理由

パソコンをしている

転職エージェントは、プロの視点からさまざまなアドバイスをくれます。面接調整や年収の交渉、必要に応じて退職交渉も助言してくれます。

しかし、彼らもホスピタリティだけでやっているわけではなく、仕事として、そして一社会人として企業に所属しています。

そこを理解したうえで進めないとのちのちに後悔するはめになることも。

今回は、そんな転職エージェントと良い関係性を築くために必要な考え方や捉え方についてご紹介していきます。

「転職エージェントもビジネスである」という前提

アイコ
アイコ
仕組みについてはコチラでも解説してますが、おさらいしながら理由を探っていきますね
転職エージェントの選び方|現役エージェントがおすすめする方法!転職エージェントは効率的に選びたいですよね?多くの情報の中自分にあうエージェントを見つけるのは大変です。適切なエージェント選びとキャリアアドバイザー選びの仕方について1から説明していきます。...

1. 転職エージェントと転職希望者に生まれるギャップ

転職エージェント事業は営利企業が行う1つの事業なので収益を上げる必要があります。決してボランティアで対応してくれているわけではありません。

エージェント事業を行う企業の経営者は、社員である転職コンサルタントに対して収益拡大を期待しています。

ここが、転職エージェントと転職希望者の間に、ギャップが生まれる要因になります。

また、転職エージェント事業のビジネスモデルも関係しています。

この構造を理解することは、本質的なネジレを解消するうえでも役立ちますので、説明しますね。

転職エージェントは、転職希望者がクライアント企業に入社して初めて、成功報酬の手数料をもらえます。一方で、求職者側に請求することはありません。

こうして、事業として収益をあげているというわけです。

そのため、転職エージェントは、できるだけ成約に結びつけることを追い求めます。

一方で、転職希望者は人生における大きな転換期なので、当然ながら慎重になります。

つまり、できるだけ早く転職させたい転職エージェントと、焦りたくない転職希望者との間に、本質的なギャップが存在するのです

もちろん、転職エージェントはそれを悟られないようにするため、表面上は気づきにくいと思います。

しかし、転職エージェントの本質が顕著に表れるタイミングがいくつかあります。

次はそのタイミングについてご紹介していきますね。

辻さん
辻さん
言われてみれば登録してもわたしは費用負担していないですね
アイコ
アイコ
そうなんです。エージェントはアドバイスをくれる良いひとではなくビジネスなんです

2. キャリアアドバイザーに課せられているKPI

KPI

転職エージェントは、クライアント企業を担当する営業と、転職希望者を担当するキャリアアドバイザーで役割分担をしていることが多いです。

大手の転職エージェントは大体そうですね。

ですので、転職希望者と接するのはキャリアアドバイザーがメインになります。

では、そのキャリアアドバイザーにはどんなミッションがあるのでしょうか?

代表的なKPIがこちらです。

 ①面談数
 ②推薦数
 ③書類選考通過数
 ④面接数
 ⑤内定数
 ⑥成約数

この大カテゴリーの中にもう少し細かい項目が設定されています。

その細かい項目で転職希望者に影響を与えるのがこちらです。

それぞれ②と③の中に入っています。

「●以内の推薦獲得数」
「●日以内の書類選考通過数」

この概念です。

“●●”は、会社によって違いますが、わたしの会社の場合7日と14日の2指標で追いかけていました。

問題となるのは、このKPI設定によりキャリアアドバイザーがこうとらえることです。

「面談後すぐにに推薦をあげなければいけない」
「そして、●●日以内に書類選考を通過させなければいけない」

分解して説明していきます。

①面談後すぐにに推薦をあげなければいけない

この点は想像と違う人もいるのではないのでしょうか?

転職希望者のペースで好きな求人に応募するのではなく、基本的にはキャリアアドバイザーから推薦された求人を、なるべく早く応募するよう説得してきます。

もちろん、転職希望者側からリクエストすることは可能ですが、通過可能性が低そうな求人ばかりの場合、必ずキャリアアドバイザーからのお勧め求人を提案されます。

②●●日以内に書類選考を通過させなければいけない

転職希望者を企業に推薦するためには、履歴書・職務経歴書(以下、レジュメ)を回収しておく必要があります。

これを「転職者と面談後●●日以内」にする必要があるため、エージェントとしてはなるべく早くレジュメが欲しいというわけです

理想とするのは面談前に提出してもらうことです。

なので、面談前になると、このようなメールがきたりします。

◯◯様
この度は面談の機会をいただき誠にありがとうございます。当日は宜しくお願い致します。

◯◯様のご経験に即した最適な求人をマッチングする参考にさせていただきたいので、
できる限り面談前までにレジュメをいただけると幸いです。

面談までにレジュメの回収ができなかった場合は、面談後にレジュメ提出のプッシュを受けることとなります。

ここまで見ていただき、キャリアアドバイザーは一種の個人営業だということがわかっていただけたと思います

営業として、数字を追いかけるというのは当たり前のことですが、“転職”という人生の大きなイベントにおいては、転職希望者側との温度差が生じやすい傾向があります。

まずは、キャリアアドバイザーにはこういうミッションがあり、それに応じたKPIが設定されていることを認識しておきましょう。

そうすることで、キャリアアドバイザーが取る行動や転職希望者がやるべきことを先回りすることができるので、より円滑な転職活動を送れると思います。

辻さん
辻さん
KPIも細かく設定があるのですね。想像してなかったです
アイコ
アイコ
そうですね。KPIはみなさんもお仕事をされていればありますよね?それと同じです

3. キャリアアドバイザーが取る行動とは!?

面談した候補者に対し、受かる可能性がある求人を紹介できており、その求人に応募してもらうことがKPIに設定されています。

つまり、組織としては、健康状態をこの指標で管理しています

当然社内の会議でもこの指標に焦点が当たります。

転職エージェントも過去の分析にもとづきこの数値を設定しているので、各指標へのコミットは強く求められます。

したがって、キャリアアドバイザーは、この両指標が達成水準をクリアしていないと、社内で痛い目にあってしまいます。。。

アイコ
アイコ
わたしも当然のように達成できるよう取り組んでいますよ

これを前提にキャリアアドバイザーはどういう行動を取るでしょうか?

前述したように面談前後にレジュメ提出を求めてきます。

最初の1、2回くらいはプッシュしますが、それでも納期を守ってもらえない場合は、転職意欲が低いと判断し、そこに労力を費やすことは避け諦めることもあります

かせられているKPIを意識しても、自分がコントロールできないと判断された転職希望者の優先順位は当然下がっていきます。

今度は、レジュメを提出をしたケースです。

突然ですがみなさん

レジュメはキャリアアドバイザーがきっちり添削をして仕上げてくれると思っていませんか?

キャリアアドバイザーOKと言ったら、それは問題ないものだと思っていませんか?

残念ながら、それは違います。

キャリアアドバイザーによっては、細かい添削をするケースもありますが、全てを添削できているかというと、できていないことがほとんどです。

キャリアアドバイザーは、50人前後の転職希望者の相談に乗っています。

全員分のレジュメを添削をすることは不可能なんです。

時間が永遠にあればできるかもしれませんが、例のKPIがあるため、そこをボーダーラインとして動きます。

そうすると、どうしても優先順位を付けるしかなくなるというわけです。優先順位の上にくる人は、「受かりそうな人」に限ります。

つまり、多くの場合は、不完全な状態で企業に推薦が上がるといえます。

キャリアアドバイザーは、意外と手取り足取りやってくれるのではありません。

アドバイスはするものの、「やるのはあなたです」というスタンスであり、そこは皆さんが思っているよりもシビアに区切っています。

他業界の営業活動に置き換えると、違和感はないと思います。

全ての顧客に全力投球はできず、「めぼしい顧客」には手厚くしているのは一般的なことです。それは転職活動においても適用され得るということです

少し長くなりましたが、お伝えしたかったことをまとめました。

  • エージェントはKPI指標に基づいて動いている。
  • そのKPIから逸脱する転職希望者は「やる気がない」とらえられる。
  • そのレッテルを貼られると優先順位が下がる。

レジュメ提出は、軽視されがちですが、キャリアアドバイザーからの印象がここで決まってしまうという意味ではかなり大切な項目です。

逆にいうと、ここをしっかりと対応することで、キャリアアドバイザーの中で優先順位が上がり、手厚いフォローを受けれることに繋がるということです。

では、どのように対応すべきなのでしょうか?

転職希望者が今必ずやるべきこと!

会議で手を挙げる女性

ここまで読んでくれた方は、もうどんな先回りが必要なのかお分かりですね?

そうですね、それは面談前にレジュメを提出することでした。

そうすることでキャリアアドバイザーからの評価は高まり、優先順位を上げて対応してもらえます。

当然、品質にもこだわる必要があります。

そのレジュメをベースにして求人のマッチングは行われます。

ある程度の仕上がりのものを提出することで、面談時に紹介される求人には確実に影響があります。ここは意識する必要があるでしょう。

また、適当なものを提出するだけだと、キャリアアドバイザーからは「能力が低そうだ」と思われてしまいます

一度ついた印象を払拭するのは、思いのほか大変なものですので、しっかりとしたものを最初から出すことが重要です。

そうすることで、こちらが主導権をもち、キャリアアドバイザーをうまく使うことができます。

  • 面談前に、必ずレジュメを提出する。
  • そのレジュメは、エージェントの添削が必要ない品質のものを提出する。
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おすすめのレジュメ作成方法

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ここまでで、転職活動を初めてすぐにレジュメを作成するとスムーズに転職活動が進められることがわかったと思います。

肝となるところは、最終的にキャリアアドバイザーに添削してもらって100点になるようにしないといけないということです。

転職軸の整理したことと、キャリア・スキルの棚卸ししたことについて職務経歴書に落としていきます。

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ということは、逆算してみるとわかりますが、転職エージェントに登録する前に95点程度までレジュメを仕上げる必要があります。

そこでわたしがお勧めする方法は下記です。

第三者にチェックしてもらおう!

  1. 友達や家族にみてもらう
  2. 他人のレジュメを参考にして必要部分を置き換える
  3. 添削サービスを有効活用する

上記に共通しているのは、第三者の意見を反映する点です。最初から全て自力でやろうとすると、思考や見方が偏ってしまいます。

自分ことは意外とわかってないものなので、強みになると思ってもいない部分がPRポイントにつながることもあります。

第三者からの客観的意見をベースにしてテキスト化する

これを心がけてください。また、言語化するのが得意な人を見つけて頼ってみることをお勧めします。

書類選考は、本人と会っていない状態で行われるので、表現が非常に大切です。同じキャリアの人でも、2倍かそれ以上は変わることを過去何度も見てきました。

そういう意味では、③を使ってみるのも良いと思います。

今は便利な時代なので、プロの力を安く・手軽に借りることができます。

アイコ
アイコ
私たちもレジュメ添削のサービスを展開していますので、よかったら覗いてみてくださいね

履歴書・職務経歴書を添削します 元人材業界人が履歴書・職務経歴書を添削します

まとめ

  • 転職エージェントにもミッションがある
  • 転職希望者が理解していないとギャップを感じる瞬間がある
  • KPIを厳守できない転職希望者は、“やる気なし”と捉えられる
  • そのレッテルはエージェント社内でついて回ることになる
  • 転職希望者は、面談前に高品質のレジュメを提出することが必要

いかがでしたでしょうか?

わたしも転職者の立場になった今、みなさんに有益な情報となるよう今回は内情も含めご紹介させていただきました。

サービスを受けているという感覚でキャリアアドバイザーと接するとのちの後悔につながりますのでご注意くださいね。

アイコ
アイコ
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最後までお読みいただきありがとうございました。

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