[IT企業 技術営業 28歳]
- 現役キャリアアドバイザー7年、年間1,000人以上のキャリア支援
- 転職活動中で転職サイト・エージェントを調査、発信しています
藤原さんと同じお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
残業時間の多さから転職をご検討されるケースは良くあります。
今回は、藤原さんの転職活動を支援するため下のような観点からお話ししますね。
- 「次はどんな企業を選ぶべきか?」
- 「次も同じことにならないようにすることは?」
こんな方の悩みを解決したいです
- 残業時間の多さから転職を検討している
- 次の会社でも残業が多いか不安
- 自分に合った労働環境で働きたい
この記事の内容
- 見定める為にスクリーニング機能ととしてエージェント会社を使う
- ブラック企業かを確認する方法がわかる
- ブラック企業、ホワイト企業の特徴をおさえる
転職する前に確認するポイント

まずは、ブラック企業に転職しないため下記の項目を行うようにしましょう。
- 企業HP、SNS、転職サイトで企業情報を調べる
- 口コミサイトで企業の口コミを調べる
- 転職エージェントに企業情報を聞く
- 面接で確認する
そのほとんどがインターネットで調べられる情報ばかりです。
企業の情報を様々な角度から調べておくと、応募することから回避することができます。
もし、事前に情報を得ることができなくても面接で質問して確認することもできますよ。
企業HPなどで情報を調べる
労働組合の存在や上場企業かどうか、なども大きな要因になります。
- 労働組合が存在するか
- 上場企業か
- どのような企業フェーズか
これらの企業は、第三者から守られているとも言えますので、情報に偽りがあった場合は、企業側が罰せられることもあります。
これらの情報は企業のホームページや企業の設立やフェーズによって予想することが可能です。
事前にしっかりと確認しておくことが大切ですね。
例えば、スタートアップのような企業は少数精鋭で売り上げを伸ばさなければいけないので残業時間も増える傾向にあります。
- 企業ホームページ
- 企業の公式SNSなど
- 企業のプレスリリースや紹介記事
- 転職サイトの企業情報
転職サイトで企業情報を調べるのであれば
なんと言っても企業情報がダントツに多いので全国の企業を網羅しています。

口コミサイトで企業の口コミを調べる
大手企業は従業員数が多い上、福利厚生などもしっかりしているので、口コミサイトなどを参考にするのも良いでしょう!
参考までに代表的な口コミサイトをあげておきますね。
転職口コミサイト例
事前に確認できる項目でもありますので、チェックは念入りに行いましょう!
別の方法としては、第三者のスクリーニング機能を活用することで、企業の真相を暴くことも可能です。
あくまで、自分ではなく、第三者から正確な情報を取ってきてもらうことが重要です。
一例ですが、求人票は、エージェント会社が作ります。
仮に嘘があった場合、それが発覚をすると企業は求人票を出すことができなくなってしまいます。
気になるポイントはエージェントから企業に質問してもらうことで情報収集できます。
これらを活用しながら、「こんなはずじゃなかった…」という後悔をなくしていきましょう!
転職エージェントに企業情報を聞く
転職エージェントから情報収集する方法は二つあります。
- HPなどで気になった点を企業に確認してもらう
- 過去に採用になった方からの情報を聞き出す
企業HPやSNS、転職サイトなどを調査して自分が気になった点は遠慮なくエージェントに確認するようにしましょう。
既にエージェントが知っている情報ならその場で回答してくれますが、不明な点は企業に確認してもらうことも可能です。
また、過去にその企業に同じエージェントから採用になった方に、転職後の就業環境や人間関係についてヒアリングしてもらうことも可能です。
両方とも企業の関係者から得られる情報なので最も信用できる情報でもありますね。
手厚いサポートが好評な転職エージェントはパソナキャリアです。
エージェントも熟練のエキスパートの方が多くレジュメの添削などのフォロー体制もしっかりしています。
親身に相談に乗ってくれる印象が強く、あまり強引な転職を推奨しないカルチャーを持っています。
同社は派遣もサービスも扱っており、正社員で苦戦していたら、派遣サービスの案内にも切り返せるというユニークな一面も持っています。

面接で確認する
当然の話ですが面接で合格しない限りは採用になりません。
事前の情報収集をした上でまだ気になる点がある場合は面接時に聞いてみましょう。
- 月の残業時間平均はどのくらいですか?
- みなさん何時頃退社されていますか?
- チームの雰囲気はどのような雰囲気ですか?
- 有給消化率はどのくらいですか?
この後に出てくるブラック企業の特徴に当てはまるかを確認するように質問することがポイントです。
ブラック企業の特徴

「ブラック企業」とは具体的な定義はありませんが、一般的に労働時間の長さや労働を課す、パワハラやきついノルマを課せられているような企業のことを言います。
代表的な特徴がありますので、事前に情報収集する時にも下記のような特徴に当てはまるのか?をチェックするようにしましょう。
- 残業時間が長い
- サービス残業を課せられる
- 有給を取らせてくれない
- 離職率が高く常に求人を出している
- 精神論ややる気を全面に出す
- パワハラ、セクハラが横行している
- 就業規則が整備されていない
- 雇用条件が怪しい
- きついノルマを課せられる
- メールの返信が深夜
転職エージェントを利用していれば、こういう企業に当たるということはほとんど無いです。
ブラック企業に人材を紹介したなど口コミやSNSでの書き込みができる時代ですので、そのリスクをエージェント会社も負わないですよね。
ホワイト企業の特徴
ブラック企業の逆の言葉に、「ホワイト企業」という言葉があります。
調べると、いくつか共通した特徴がありますが、残業時間や有休取得に対する透明性を求める声が多かったです。
参考までに上位10個をまとめています。
- 残業が少ない
- 有給休暇取得率が高い
- 基本給が高い
- 福利厚生が充実している
- 女性が働きやすい環境である
- 研修制度が充実している
- 離職率が低い
- 明確な評価制度がある
- 業績がよく財務状況が健全である
- 安全や健康を確保している
今は、働き方改革やダイバーシティという言葉が使われるようになってきており、企業としても重視すべきテーマになってきています。
一方で、まだ昔ながらの労働環境がアップデートされておらず、面接ではそのことを濁しながら、従業員獲得に動いている企業もいることは事実です。
<参考>ストレスランキング
以下は、人が生涯において感じるストレスランキングです。
もちろん、調査元によって多少の違いはあるものの、今回取り上げた上位20位は、大きく外れてはいませんね。
ストレスランキング
1 | 配偶者(夫・妻)や恋人の死 | 82.4 |
2 | 親族の死 | 77.0 |
3 | 親しい友人の死 | 76.1 |
4 | 家族の病気、怪我 | 73.7 |
5 | 離婚 | 72.3 |
6 | 配偶者・恋人・子どもの暴力 | 71.6 |
7 | 自分の病気やけが | 71.4 |
8 | 多忙による心身の過労 | 71.3 |
9 | 失業・リストラ | 70.8 |
10 | 配偶者や恋人の浮気 | 69.4 |
11 | 恋人との別れ | 67.6 |
12 | 勤務している会社の倒産 | 66.8 |
13 | 配偶者(夫・妻)との別居 | 66.3 |
14 | 収入の減少 | 65.3 |
15 | 職場の人間関係のトラブル(上司、同僚部下、顧客など) | 64.1 |
16 | 夫婦や恋人との喧嘩の増加 | 64.0 |
17 | 150万円以上の借金(住宅ローン除く) | 63.3 |
18 | ご近所とのトラブル | 61.3 |
19 | 親戚とのトラブル | 60.4 |
20 | 睡眠習慣の変化(不眠、過眠、不規則) | 60.0 |
参考:http://stressmountain.jp/sp/rank.html
右の数字は、偏差値的な数字だと思って見てくださいね。
「労働時間、残業時間の長さ」は、以下であることがわかります。
多忙による心身の過労 偏差値71.3
これ凄くないですか!?
そして、失業・リストラや勤務している会社の倒産などよりもストレス度数が高いのです!
それだけ、「労働時間による心身の疲れ」は、短期的に人を追い詰めるということがわかります。
まとめ
- 企業の調査を様々な角度から行う
- 見定めるためエージェント会社を使う
- ブラック企業、ホワイト企業の特徴をおさえる
- 残業時間の長さが人生に影響を与える
いかがでしたでしょうか?
残業時間がキツくて転職を考えている方には、次の転職では同じことにならないようチェックしていただきたいです。
残業時間の長さから解放された時には、家族の時間、趣味の時間などワークライフバランスが改善されストレスからも解放されます。
この解放感を得るためには、転職をすぐに実行にうつすことも大事。
しっかりと情報をとって正しい選択をしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。