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今回は、梶山さんの相談にもあるように当たり前になりつつあるオンライン面接について解説していきます。
慣れてしまえば、オンライン面接の方が楽な場合もあります。移動もないですし、好きな場所から参加できるので、緊張も和らいだりしますよね。
しかし、慣れていないと途中で思わぬ課題にぶつかることがあります。体験談を踏まえながらお話ししていきますので、よかったら最後まで読んでくださいね。


オンライン面接の特徴

現在では日常的にオンラインツールを使用するようになっていますが、面接でも変化が起こっています。どのくらい使われているでしょうか?
1. 現在の導入状況は?
約1年前から、オンライン面接/商談というのがポピュラーになりました。わたしも1日4〜5回はオンラインツールのZoomを使います。
当初は、お客様に“オンライン面談やりましょう!” と言うと、断られることも多かったですが、今はほとんどありません。
それほど、オンラインでのやりとりが一般的になっているということです。
ご存知の通り、日本でオンラインが流行ったきっかけは、新型コロナウイルス感染症の影響によるものです。
面接担当者や求職者の方の安全確保のため、対面での面接実施が難しくなったというのが一番の要因です。
当初は、やむを得ずオンライン面接を取り入れた企業が多くいましたが、今では驚きのペースでその対応は広がっています。
ある調査によると、全体の約30%は積極的に取り入れており、検討中を含めると約半数まで増えるというデータもあります。
こんなデータもあります。採用が上手くいっている企業とそうでない企業では、この導入率にも大きな差があるようです。
また、慣れてくると企業/求職者どちらにとっても、メリットを感じるケースが多いようです。
最終面接などの重要な局面との使い分けで、このオンライン面接は残っていくのだろうと予想しています。
わたし自身も、初めてオンライン面接を使った時は緊張しましたが、3回目くらいからは、緊張感なく取り組んでいたのを覚えています。
このオンライン面接が組み込まれた世界の住人として今後の対応が求められますので、傾向や特徴、併せて対策を立てて臨んでいきましょう!
2. オンライン面談ツールは何がよく使われるの?
2021年から本格的にオンライン面接が始まり、高速通信とデバイスの高機能化により今では多くのツールが提供されています。
では、実際にわたしが面接時使用したことのある最も代表的なツールをご紹介します。
Zoom

Zoom:https://zoom.us/jp-jp/meetings.html
近年よく耳にするようになり、一番多く使用されているであろうツールがZoomです。
簡単に高機能であるため誰でも使いやすいため、オンライン飲み会などでよく使われていたのも記憶に新しいですね。
Zoomの特徴
- URLをクリックするだけでWeb会議できる
- 少ないデータ量で通信するため安定している
- バーチャル背景など多くの機能がある
- パソコン、スマホで接続可能
多くの企業で取り入れられているため、Zoomはどこかで出会うはずです。
無料で利用できるので試しに使用しておくとオンライン面談本番でも焦ることはないでしょう。
Google Meet

Google Meet:https://apps.google.com/intl/ja/meet/
Googleが提供するビジネス向けのオンラインツールです。G Suiteで利用できるサービスとなっています。
Google Meetの特徴
- 100人以上の同時接続できる
- Googleによる安全なセキュリティ
- パソコン、スマホ対応
Googleの安定したツールなのでこちらも出会うことは多いかもしれませんが、スタートアップ企業が使用しているイメージが強いです。
Microsoft Teams

Teams:https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/group-chat-software
Microsoft Teams(チームズ) は、Microsoft社が運営する「Office 365」のツールです。
Teamsの特徴
- 最大10,000人の大規模イベントも可能
- Microsoftのノイズ抑制技術
- 高度なセキュリティ機能
- 「Word」「Excel」などとシームレスな連携
Office 365は大企業を中心に多く使用されていること、セキュリティの安全性から多く使用されているツールになります。
Teamsも押さえておいた方が良いでしょう。
3. オンライン面接の特徴と失敗しやすいポイントは?
オンライン面接は手法こそ違いますが、質問内容は対面で行う面接と変わらず話す内容自体に違いはないといえます。
現に、オンライン面接の体験者の66%の方が“問題なし”と答えています。そして、“また受けたい” と答えています。

当たり前ですが、オンライン面接において、対面と大きく違うのは、「機器を使う」「画面越しでコミュニケーションを行う」という2点です。
Web面接では、音声や映像にタイムラグが生じて、“普段のテンポで対話できない”と感じたり、
“カメラと画面の視線をどこに置けばいいのかわからない” という悩みが生じたりする声をよく聞きますよね。
また、デジタル化された音声と映像では、声のトーンや醸し出す空気感、お互いの表情の変化や身振り手振りなどが伝わりにくいと感じます。
対面の会話との雰囲気の違いに戸惑うことも少なくありません。つまり、“ペースが掴みにくい”と感じるようです。
上記の方々の方のご意見はこちらです。
・画像の乱れ、音声の時差。 臨場感やその場の現場感のズレ。上手く会話のキャッチボールが続かない。
・画面の中で相手が複数だったため相手の顔がわかりづらく、全体の空気が読みづらかった。
・環境、操作に慣れず緊張して失敗した。
・カメラを見て話すのが難しい。相手の顔を見てしまう。
・(子供やペットなど)周囲の音がうるさく面接を受ける環境が整っていなかった。
わたしも今は面接でなく会議ですが、不快を感じるポイントは大体同じかなと思いました。
画像が乱れたり、音声が途切れる。または、こちらが話している時に、周囲のノイズが入りまともに話し合えない。
そういった時にはストレスを感じますよね。
恋打ったことは事前準備で払拭できます。質問内容が変わったりすると話は変わるものの、ここは慣れと知識が大半を占めます。
オンライン面接ツールを使いこなそう!

オンライン面接のほとんどがZoomかGoogle Meet、Teamsですが、他のツールも使用する場面もあるので特徴やテストで接続してみるくらいはしておきましょう。
ボタンの配置などは違いますが、扱うべき機能やその名称はほぼ同じです。
今回は、Zoomを例にして、はまりやすい部分ベスト3を見ていきます!
1. まずは音声が入っているか確認しよう
相手が話している途中にノイズが入り、自分は気づいていないけど相手は不快、それ以外と多いです。
相手からするとペースも狂わせられるし、“この人、気を使えないのかな?” なんて思われちゃうことも。。
そして、最も多いのが、自分が話しているのにミュート解除しておらず、声が相手に届いていないということ。
声が聞こえない時は、大騒ぎして、大体は “あ、ミュート解除できてなかった” というあるあるですよね。
恥ずかしいですし、リテラシーも疑われかねないので、このミュート機能はしっかりと使いこなしましょう!
2. カメラがONになっているか確認しよう
カメラがいつまでたってもオンにならずに、真っ暗なままということも結構あります。
面接なので、顔を見て、会話しないことにはスタートできません。
こちらもミュートと同様に、ボタン1つで解除できますので、オンライン面接の開始時には、真っ先に解除してくださいね。
3. 恥ずかしい思いを避けよう
自分がスマホで参加する場合はわからないのですが、パソコンで参加している人は大きいモニターで見ているため、顔や背景はTVサイズで見られていると思ってください。
近づきすぎたり、家庭感満載の背景を披露すると、人によっては、“クスっ” としてくれます。
後から恥ずかしい思いをすることにもなり兼ねませんので、常に写りと音声には気をつけておきましょう。
これ等は初級編ですが、オンライン面接は完全に慣れです。
良く知っている人にアドバイスをもらいながら、数回試してみて下さい!慣れると、快適だし便利ですよ〜。
まとめ
- 今や半分くらいの企業はオンライン面接を実施している
- オンライン面接では、以下のことに気をつける(初級編)
- ①音声②ビデオ③スマホから入るときは注意
- 近づきすぎない+背景はバーチャル背景を設定
いかがでしたでしょうか?
オンライン面接は今や主流となっていますので、本文でも紹介したいかに慣れるかがポイントです。
転職の仕方の流れは下の記事で紹介してますので全体的に流れを確認しておきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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