[商社 営業 32歳]
- 現役キャリアアドバイザー7年、年間1,000人以上のキャリア支援
- 転職活動中で転職サイト・エージェントを調査、発信しています
森本さんと同じ悩みを抱える方は多いのではないでしょうか?
転職エージェントと検索すると膨大な数のエージェントが出てきますよね。
その中から自分の人生がかかった転職を共にするパートナーを選ぶわけですから、慎重に選びたいものです。
今回は転職エージェントの選び方、登録後のキャリアアドバイザーの見極め方についてご紹介していきます。
こんな方の悩みを解決したいです
- エージェント登録したいがどこにすれば良いかわからない
- エージェントの特徴が知りたい
- エージェントの良し悪しの見極めしたい
この記事でこんなことがわかります
- 転職エージェントの企業の仕組み
- 転職エージェント会社の種類
- エージェントの特徴から見極め方法
- 伴走すべきエージェントの選び方がわかる
転職エージェントの選び方

転職エージェントを選ぶ時の確認ポイントはたったの3つです。
- 大手総合型エージェントに1〜2社登録する
- 専門特化型エージェントに1社登録する
- 相性の良いエージェントに絞る
複数社に登録するのは、紹介の求人や、エージェントの質・相性をそれぞれ確認した後に絞るからです。
転職エージェントは無料で利用できるサービスです。価格やコスパなど基準なく選ぶので実際に登録して会ってみないと判断できないんです。
それぞれ特徴や独自サービスがありますので情報収集していきましょう。

1. 転職エージェントとは?
まずは、転職が初めての方に転職エージェントとは何か?簡単にご紹介しますね。初めてではない方は読み飛ばしてOKです。

以下のようなサービスが無料で受けられる転職サービスです。
- 企業と求職者を結びつけるサービス
- 職務経歴書添削
- 企業へ推薦文提出、面接調整
- 入社、退社の交渉
『転職したいけどどうすれば良いか分からない』
『自分にどんな仕事が合うのか分からない』
など転職に関するお悩みのサポートをしてくれるのがメリットです。

2. 転職エージェントの種類
転職エージェントは下記のように大きく分けて3つの種類に分類されます。
- 総合型エージェント
- 専門特化型エージェント
- サーチ型エージェント
それぞれの特徴は下記の記事で詳細の紹介をしていますので、そちらを参照してくださいね。

①〜③の転職エージェント3種類の特徴は以下の通りです。
- 幅広い業界、業種をカバー
- IT、薬剤師など特定業種に特化
- ハイクラス向け
転職エージェントの種類 | 特徴 | 企業例 |
総合型 | 幅広い業界・業種をカバー | |
専門特化型 | IT、薬剤師など特定業種に特化 | レバテックキャリア |
サーチ型 | ハイクラス・スカウト向け | キャリアカーバー![]() |
3. 転職エージェントのおすすめ登録方法
- ①総合型+②専門特化型
- ①総合型+③サーチ型
総合型エージェントは、求人数やエリア、サポートが手厚く、大手企業の情報量も持ち合わせているので1社〜2社は登録しておいた方が良いですね。
また、総合型とあわせて、専門特化型かサーチ型を登録した方が良い方は以下になります。
総合型
総合型 | |
項目 | 内容 |
対象年代 | 20代〜50代 |
特徴 | 様々な業種に対応、広い地域に展開 |
利用目的例 | キャリアチェンジやキャリアアップ |
専門特化型
専門特化型 | |
項目 | 内容 |
対象年代 | 20代〜40代 |
特徴 | IT、建設、保育士、薬剤師などの特定の業種 |
利用目的例 | キャリアアップや年収アップを目指している |
サーチ型
サーチ型 | |
項目 | 内容 |
対象年代 | 30代〜50代 |
特徴 | 管理職や大規模プロジェクト経験者 |
利用目的例 | キャリアアップや企業立ち上げフェーズ役員候補 |
上記以外の方は大手総合型エージェント1社か2社の登録で大丈夫です。
転職エージェントの登録は、自分に合う会社探しです。最初に種類や特徴を調べて登録するようにしましょう。
各年代ごとの登録例を参考にして見てくださいね。
年代/エージェントの種類 | ① | ② |
総合型 | 専門特化型 or サーチ型 | |
20代 | リクルートエージェント | マイナビジョブ20’s |
30代 | パソナキャリア![]() |
Tech Stars Agent![]() |
40代 | doda | キャリアカーバー![]() |
おすすめの総合型転職エージェント
実は総合型大手エージェント会社の中でも特徴が分かれています。
転職エージェントを選ぶにあたりエージェントの種類を知っておくと効率的ですので、代表的な会社を例にご紹介しますね。
転職エージェントの分類分け
大手転職エージェントは4つのセグメントで仕分けることができます。
会社の規模や求人数に関わらず、必ず以下のいずれかに属しています。

転職エージェント選びはどれが良い悪いではなく、自分に合うか合わないかです。
リクルートキャリア

最初に登場するのは、人材系企業の最大手のリクルートグループであるリクルートキャリアです。
正確には、リクルートキャリアの転職斡旋のサービスを
ハイクラス向けサービスキャリアカーバーや
こ完全に分業体制をひいており、求職者の担当は専門でいます。
その分業体制から営業担当が全国から求人を集めてきますので、求人数は圧倒的です。
また、求人の質も大手をおさえており、リクルートに求人を出していない大手企業は非常に少ないです。

リクルートキャリアのハイクラス向けサービス
パソナキャリア
パソナキャリアは、手厚いサポート・フォローに定評がある1社です。
エージェントも熟練のエキスパートの方が多くレジュメの添削などのフォロー体制もしっかりしています。
親身に相談に乗ってくれる印象が強く、あまり強引な転職を推奨しないカルチャーを持っています。
同社は派遣もサービスも扱っており、正社員で苦戦していたら、派遣サービスの案内にも切り返せるというユニークな一面も持っています。
doda
dodaは、パーソルキャリアが運営する国内最大級の転職エージェントです。独立して活躍する人も多く、従業員の品質は高い印象ですね。
また、分業体制を引いているのですが、垣根はあまりなく、面接前のアドバイスで時間を取って電話してきてくれるとも聞いたことがあります。
JACリクルートメント

最後は
企業のニーズをこと細かく理解しており、ピンポイントでの推薦を可能とする数少ないエージェント会社です。
社員もエキスパートが多く、業界知識やマーケット情報も良く知っています。企業からしても頼りになる存在です。
大体エージェントの分類と特徴がわかれば、早速登録してみましょう。

転職エージェントの見極め方


良いエージェントの特徴

転職エージェント会社が決まったら、次に担当するエージェントが自分に合うのか合わないのかの見極め方法をご紹介します。
優良なエージェントは、候補者を何よりも優先し、
“この人が最適な選択ができるように力を尽くしたい!”
という思いが溢れ出ています。
従って、初回面談や電話は候補者の話を聞くことが大部分になります。
その上で求人の紹介が少々という流れとなります。まとめると以下が特徴になります。
- キャリア相談にのってくれる
- 業界や職種、企業情報を良く知っている
- 企業へあなたを売り込む営業スキルがある
- 良質な求人案件を持っている
無理に応募を促さなくても、ピンポイントで求職者の希望軸とアドバイザーの提案軸を絶妙に混ぜて紹介してくれます。
業界のことを良く知っており書類選考の通過率も高いのが特徴です。
企業側からも、「これなら高いフィーを払ってでも会ってみたい」と思わせる推薦文書を書いて候補者を推してくれますよ。
低レベルなエージェントの条件

低レベルなエージェントは、目が¥マークになっています。
ある程度のガツガツ感は時には必要かもしれませんが、それでも自分の一生のことなので、売上という目先のことを優先している温度感が伝わるとがっかりしますね。
企業からフィーが入るタイミングは候補者の入社意思決定時ということもあり、何とか意思決定させようと、あの手この手で口説いてきます。
以下の条件を見て、参考にしてみてください。
- 関連性がない求人を紹介してくる
- 内定が出やすい求人ばかり紹介してくる
- 大量の案件を紹介してくる
- 都合の良い時は対応が早い
- 求人・仕事内容に対して知識が浅い
採用意欲が高く、内定が出やすい求人ばかりを推薦することを頻繁に行います。
低レベルのキャリアアドバイザーには、大体十八番の求人が存在しどの候補者にも紹介します。
せっかく面談をして色々話していた意味って…ってなりますよね。
エージェントからの紹介により、企業側の期待値は上がります。
転職サイト経由でなく、
“このエージェントから受けたい!”
そう思える方と出会ったとしたら、その方は様々なアドバイスをくれ、その人だから持ち合わせている情報提供もしてくれるはずです。
単独で求人サイト経由で進めるより、合格の可能性も高まるでしょう。
逆にそう思わなければ、エージェント会社を使う価値はないといえます。
よくあるのが、不満はあるけど最後までそのキャリアアドバイザーと付き合ってしまうことです。
転職活動は、人生の大きな転換期であり、情に流されている場合ではありません。
不満を感じたら、エージェント会社に担当変更を申し出ましょう!
相手の意識変化にも繋がる可能性もあるので、後ろめたさを感じる必要は全くありませんよ。
転職エージェント会社の仕組みを知って選ぶ

企業側から見ると一人当たりの採用単価は、転職サイトよりもエージェントの方が高くなることが多いです。
詳細説明は割愛しますが、そもそもビジネスモデルが異なります。
求人サイト→企業が掲載枠を購入
エージェント→入社したら企業からフィーが発生
エージェントのフィーは、候補者の年収の30-35%は程度が相場であることが多いです。
例)年収500万円の候補者が入社した場合
- 150万円〜175万円を企業からエージェント会社に支払う
- 候補者の初年度の年収は、650万円〜675万円となります。
また、転職サイトに広告費を支払って求人を掲載すると人気企業は多くの求人者が集まってきます。
企業側は書類選考の業務に追われ、面接も多く実施しなければいけません。
企業としては非常に手間です。
これは企業側も学歴や職歴でフィルターをかけているためです。
エージェント経由の応募はエージェント企業から推薦文を出してくれるので、書類選考の通過率は上がり、年収交渉なども一緒にできるのがメリットです。
そのため、エージェント会社からの紹介案件はそれほど期待値が高くなっているわけですね。
だからこそ、付き合うエージェント会社の選択や担当エージェントの品質は超重要になります。
転職サイトから自分で応募すれば通ったはずの企業に、エージェント会社経由だと落ちるなど絶対に避けたいですよね。
転職エージェントの選び方Q&A
まとめ
- エージェント会社を使用した方が進めやすい
- エージェント案件は単価が高く年収も上がりやすい。
- エージェントの品質は厳しくチェックしよう。
- 不満があったら迷わず担当変更の相談をしよう。
転職エージェントの選び方と見極め方をご紹介しました。
転職は情報戦です。情報収集はWebなどの媒体から行うものと、キャリアアドバイザーからえる生の情報の二つがあります。
情報は日々更新されるので、エージェント選びの段階まで準備が進んでいるのであればすぐに登録することをおすすめします。
\あんしんの業界No.1/
最後までお読みいただきありがとうございました。