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- 転職活動中で転職サイト・エージェントを調査、発信しています
転職活動での採用試験は基本的に面接で行われます。
逆にいうと面接が突破できれば内定を獲得することができます。
面接に関するノウハウや方法はよくありますが、心構えや簡単な対策をまとめましたのでご紹介しますね。
こんな方の悩みを解決したいです
- 初めての転職で面接がどのようなものかわからない
- 転職活動を始めるけど面接が不安
この記事を読めばわかること
- 面接を受けるにあたっての心構えがちゃんとできるようになる
転職活動における面接の心構えとは?

転職の動機は人それぞれですが、待遇に不満があったり、自分に合わない仕事だと感じる人もいますよね。
そんなきっかけで転職を始める方が多くいます。
転職活動の基本は、独力で求人情報を収集して、応募し、面接を受けて、採用されること。時には転職エージェントの力も借りて採用に向けて活動を進めます。
待遇がよく、やりがいがあり、自分に合っていると感じられる仕事につくことが理想の転職ですよね。
まず、転職活動を成功させるために大事なことは、どうして転職をすることに決めたのか、今の会社のどこが問題かをきちんと見定めることです。

しっかり把握することで、次の会社で仕事が自分に合っていないとか待遇面の不満など同じ事が起きないようにすることが出来ます。
どうして今の仕事をやめることにしたのかは、次の仕事探しの面接時に重要です。
仕事というのは決して楽なものではありません。耐えなければならないときは必ずあります。
仕事のつらい波をどうやってくぐり抜けていくことができるかを、企業側としても気にかけているところです。
面接の心構えのポイント

面接を成功させることが、就職活動では最も重要な目的です。
企業研究が万全だったとしても、履歴書を完璧に仕上げていても、就職のためには面接がうまくできなければ無意味なのです。
面接では全力を尽くす必要があるのです。
会社の様子をじかに見て、どんな会社か判断しようと思っていると面接の場での下調べが足りない状態になりがちです。
会社サイドも、どんな人かを知りたい状況にありますので、話が食いちがうこともあります。
せっかく採用面接を受けるのですから、できる限りのことをしましょう。
一番効果的なのは一緒に働きたいと相手の人に思ってもらうことです。
真摯に面接の場に立ち、自分を精一杯アピールして、転職活動がうまくいくよう取り組みましょう。
身だしなみを整える
まず身だしなみをきちんとチェックし、携帯電話の電源を切るなどの基本的なことは、必ず面接の場に向かう前に行うべきです。
社会人として必須のマナーを身につけているかどうかは、就職では大事なポイントとなります。
スーツはクリーニング済みで、サイズはぴったり合うものを着ます。面接では見た目の印象はないがしろにできません。
スーツ着用という習慣がない職種もあるようですが、ジャケットを着て、髪型も清潔感のあるものにしましょう。
会社の雰囲気に合う服装、外見を心がけましょう。
時間の少し前を心がける
面接の場に行く時は、指定の時間、場所を守って余裕を持って到着します。
早すぎるのもNGなので3分前くらいが理想です。
面接が始まる前には面接をしてもらうお礼を言うなどきちんと挨拶をしましょう。
リラックス方法を見つけておく
緊張しすぎるといつもの自分がうまく出せないこともあります。
大切なのは面接のときにできる、自分なりのリラックス方法や物怖じしすぎない方法を見つけておくことです。
疑問は解消するようにする
面接で大事なことは、採用担当者からの信用を得ることです。
少しでも疑わしい点があれば、相手は採用を躊躇してしまいます。
簡潔な内容にする事を心がけ、効果的なタイミングと質問内容を意識するのは、面接中に質問をする場合には大切です。
採用担当者とのコミュニケーションの軸としても、質問は効果的に作用します。
就職では陰気な雰囲気を持つ人は不利になってしまうことがあるようです。できるだけ明るく、元気よく話すことも、就職の面接では重要となります。
聞きたいことは聞こう
もしも、やりたいと思えるような仕事に巡り会うことができたら、不明点は面接の時などに聞いておきましよう。
今の会社で退職を決めたことと同じものが、新しい会社にも存在していたら大変。
転職軸をはっきり持つようにしましょう。

自分が担当することになる仕事内容だけでなく、5年後、10年後の見通しを聞いてみるのも必要です。
面接でコミュニケーションをしっかりはかることが、転職成功には欠かせません。
面接で好印象を与える為のアドバイス

はじめて会ったその瞬間の印象が、その後の面接内容に影響すると言っても過言ではありません。
それぐらい、面接試験での第一印象は大切なものなので、少しぐらいは大丈夫などど安易に考えていては危険信号です。
やっぱり身だしなみ
その人の中身は、その人の外見と直接的な関わりはないはずですが、面接の場では意外と見た目は重要な要素になるんです。
シャツはシワや汚れのないもの選ぶこと、はきつぶした靴等で行かないことなど、身だしなみに気をつけましょう。
汗対策も忘れずに
発汗量が多い人は、汗対策が必要になりますが、デオドラントの使いすぎはよくないこともあります。
表情にも注意をして、穏やかで落ち着いた表情をつくり、笑顔を心がけていきましょう。
精神状態を整えると表情も明るく
面接試験にこれから臨む人にもっと掘り下げたアドバイスがあります。
どれだけ身支度を整え、清潔な服や靴に身を纏い、素敵な笑顔で接したとしても、身体の状態は見た目に表れます。
精神状態が表情に出てしまうことは、ある程度はやむをえません。
ですが、疲れ切った生活やすさんだ気持ちで面接の場に行くとどうしても外見に出てしまいます。
心身共にリフレッシュが完了していて、よりよい状態で面接に行くことができれば、いい印象をもたらすことが可能です。
規則正しくバランスのとれた食事や適度な運動、十分な睡眠なとで、健康状態を確保することです。
いざという時に備えて、よりよい自分を相手にアピールできる状態にするために生活習慣や食事内容にも気を配っておきましょう。
転職時における面接試験の質問

社会人になってからの転職では、新卒採用時の面接試験には無い質問をされることがあります。
転職時にクリアしなければならないものに面接試験がありますが、質問に対してしっかり準備しておくことが重要です。

多くの企業は、新卒者の採用と中途採用者の採用とで思惑が違っており、面接によって知りたいことも異なっています。
転職活動をする人の共通点は、かつては別の会社で働いていた経験を持つ人です。
昔と比較すれば転職をすることが当たり前になっていますが、必ずしも転職に対する評価は高くありません。
転職をする人が増えている中で、今の会社を退職することが、企業にとっての警戒要素になる可能性もあります。
企業の都合から考えると採用はしてもすぐに退職されてしまっては大変なことばかりが残るので、長く働いて欲しいと考えるものです。
面接の質問で必ず聞かれであろう内容が、なぜ前職の会社を辞めてこの会社を希望したのかということです。
この点は、面接の担当者が常に懸念するものであるため、面接時にはこの不安を払拭することが大切になってきます。
人によっては、はっきりとは答えづらい事情があるかもしれませんが、その部分を知りたい企業もあります。
退職理由を聞かれたとしても、愚痴や不満は言わないように気をつけて、将来の展望を見据えた考えを話すようにします。
新しい仕事につくことで、より自分の将来ビジョンがはっきりと見えてくるなら、自分にとってもいい仕事と言えます。
面接の際の質問に的確に回答する方法

いくつかの面接スタイルがありますが、基本的には面接官からの質問にこちらが答えていくという方式になります。

質問をされたら、相手が聞きたいと思っていることを適切に答えるようにしましょう。
何を聞かれているかを、把握することが第一です。
当たり前のことですが、緊張しているのでそれができない人が意外にたくさんいるのです。
質問がよく聞こえなかった時に想像で補って回答をしていると噛み合わない答えになってしまったときに不利になるものです。
言い直してほしいことやとっさに理解できない質問があった場合は、むしろ質問し直したほうがいいこともあります。
聞かれたことに不足のないように答えたいと思いすぎて、質問に対する答えが冗長になりすぎてしまうということもあります。
質問内容に対して、コンパクトな答えができるようにしておきましょう。
時間的には、1分くらいの回答にします。採用面接の場で、自分が話している時間の長さを把握することはなかなか大変ですが、事前に計りながら話してみることで、おおよその感覚がわかります。
面接対策に役立つ本も販売されており、予想ざれる質問も掲載されているので、しっかり練習しておけば、面接試験はリラックスして臨めるようになるでしょう。
転職の時に行われる面接で失敗しやすい点とは?

面接は避けて通ることができない転職活動の最大の関門ですが、回数をこなすことが難しいこともあり、不得手に思われがちです。
採用面接の場で、どんな態度で、どんな話をするかで結果が180度変わりますので、どう対処するかはとても大事になります。
落ち着いて話せば問題がなかったような簡単なことでも、心の準備ができていないと失言になりがちです。
失敗あるある①
志望動機について尋ねられた時に延々と自分語りをしてしまい、相手からの評価が下がることがあります。
質問に対する答えを通じて、採用担当者がこちらに好意的な印象を持ってもらえるかが重要になります。
その質問を通じて、相手がどんなことを知りたいと思っているかやどんな答え方が有効かを踏まえて答えを探しましょう。
企業側に高く評価してもらうには、自分についての話を通じて、会社に役立つ存在になれることを伝える努力が必要になります。
失敗あるある②
面接で、自身の弱い部分や課題点について問われた場合は、否定的な話だけに終始しないことが大事です。
自身を卑下した言い回しをする時も、やり過ぎると相手からの評価を下げてしまい、面接では不利になる傾向があります。
転職を成功させるためには、ポジティブで、能動的で、コミュニケーション意欲もある人物であると見せることが大事です。
まとめ
- 身だしなみなど最低限のマナーを守ろう
- 想定質問に対する回答はちゃんと準備しよう
- 疑問点などは必ず質問しよう
いかがでしたでしょうか?
転職で必ずある面接の心構えについてご紹介しました。
基本的な心構えではありますが準備することも多いので忘れがちな部分もあります。面接は慣れもあるのでひとつひとつ丁寧に進めましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。